トピックス
☆卒業生に執筆を依頼し、その活躍について連載していきます☆
M.Yさん(42期生)
卒業年:2022年
所属:慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科4年(2025年11月現在)
現在の活躍
大学では建築の意匠設計を中心に学んでおり、建築都市デザインを専門とする研究室に所属しています。研究室では、先生が手掛ける実施設計に学生が関わったり、さまざまなコンペに挑戦したりと、実務に近い活動を行っています。
3年生までは、集合住宅や図書館など多様なテーマの設計課題に取り組んできました。現在はその積み重ねを活かして卒業設計に取り組んでおり、すでに行われた学内の卒業設計講評会では2位に選出されました。今後は、2~3月に開催される外部の卒業設計展に向けて、さらに内容を発展させていく予定です。
また、学外でのワークショップにも積極的に参加しています。2年生ではスペイン・アリカンテ大学でのワークショップに参加し、現地学生とともにまちづくりに関するフィールドワークを行いました。4年生の夏には、クロアチアでのスケッチワークショップ、さらにイギリス・ラフバラ―大学でのパビリオン設計ワークショップにも参加しました。特に、イギリスでのプロジェクトでは、所属グループの提案が1位に選ばれ、来年のロンドン建築フェスティバル(LFA)において実際に施工されることになりました。これらの経験を通じて、異文化での交流や現地での観察・記録を重ねることが、自分の思考を豊かにすることを実感しました。

3年春図書館設計課題内観パース

3年秋レストラン設計課題断面図

スペイン・アリカンテでのフィールドワークの様子

クロアチア・スプリトでの集合写真

ラフバラ―大学での発表の様子
SSHと私
在学中はサイエンスコミュニケーター養成ゼミに所属し、高校1年生では「生物の複眼」、高校2年生では「食虫植物」をテーマとして調査・研究を行い、それらを基に小中学生向けの教材開発を行いました。高校2年生は新型コロナウイルスの影響でリモート活動が中心でしたが、高校1年生では夏休みに開催された「サイエンスリンク」への参加や、第12回東京工業大学高校生バイオコンで準優勝を経験するなど、貴重な体験を得ることができました。
当時は法学部にも興味があり、文理選択に迷う時期もありましたが、ゼミでの教材開発を通して“ものづくり”の楽しさを実感し、理系への進学を決意するきっかけとなりました!
また、高校1年生の夏休みには7日間の北海道研修に参加しました。研修では、タイ・ベトナム・中国・台湾の生徒や札幌開成高校の生徒たちとともに、研究機関の見学や講義、ワークショップなどを通して、幅広い分野に触れることができました。まだ学校で習っていない内容も多くありましたが、海外の生徒が丁寧に教えてくれる場面もあり、互いに学び合う中で自然と仲良くなることができたのがとても嬉しかったです。飛行機に乗るのも初めてだった私にとって、この研修はすべてが新鮮で楽しく、高校時代の中でも特に印象に残っている思い出です。

サイエンスリンクのようす

北海道研修での写真
清真時代の思い出
清真学園で特に印象に残っているのは、創陵祭です。私は創陵祭が大好きだったので、部活がない日は毎日のように準備に参加していました。高校2年生のときには、仲の良い友人たちと有志企画に挑戦し、とても充実した時間を過ごすことができました。
また高校3年生の体育祭では、A団のマスコット長としてミニオンのマスコット制作を担当しました。結果は惜しくも2位で悔しさもありましたが、自分で納得のいく仕上がりにできたと感じており、とても楽しい思い出になりました。

高校2年有志企画の集合写真(実行委員長賞でした!!)

展示の様子

体育祭マスコット
建築系を考えている方へ
実際に建築系に進んでみて、大学ごとの特色がとても表れやすい分野だと感じました。入学後に「思っていたのと違った…」と後悔しないためにも、興味のある大学のプログラムやシラバスをしっかり調べて、自分に合う進路を選ぶといいと思います!
特に意匠(デザイン)系に興味のある方は、毎年3月ごろに開催される卒業設計展に足を運んでみるのがおすすめです。さまざまな大学の卒業設計を直接見ることができ、雰囲気や特徴をつかむ良い機会になると思います!
後輩へ
勉強に部活に忙しいと思いますが、無理をしすぎず自分の将来に向かって頑張ってください!応援しています!