秋季発表会


卒業生の活躍
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氏名:藤原広太 (2012年度卒業)
所属:筑波大学 システム情報工学研究科 構造エネルギー工学専攻 博士後期課程3年


近況報告:
 私は33期生として清真学園を卒業し、筑波大学の工学システム学類に進学しました。高校生の時はスターリングエンジンゼミに所属し、スターリングサイクルを応用した冷却器の性能向上に向けた研究に取り組みました。現在は研究者を目指し、筑波大学のシステム情報工学研究科、構造エネルギー工学専攻の博士後期課程に所属し、原子力発電所の安全性評価を応用先として、流体工学の立場から研究を行っています。
 私が研究者としてのキャリアパスを強く意識するようになったのは、SSHでのゼミ活動の一環として、大学の研究室を訪問したことがきっかけです。当時から研究者には漠然とした憧れを抱いていたものの、具体的に何をしたいかといったイメージが全く湧きませんでした。現役の研究者と交流する中で、私自身は工学に興味があること、その中でも特に流体を学びたいと思うなど、より将来の展望を見通せるようになりました。
 清真学園のゼミはただ漫然と研究するのではなく、研究テーマを考え、実験装置を組み立て、実験を実施し、対外的に成果発表を行い、報告書を書くなど、実際の研究者が行う一連のプロセスを踏むように設定されています。これら一連のプロセスを高校生のうちから拙いなりに経験できたことは、今なお私にとっての財産であると感じています。
 私は来春には大学院を卒業し、4月からは国内の研究機関に就職する予定です。今後はこれまで取り組んできたテーマをさらに展開し、電力設備の安全性向上に取り組む予定です。今後もこれまで得た学びを活かし、研究者としてのキャリアを築いていきたいと考えています。
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